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 館長の恐竜おもちゃ発掘記(ブログ)
恐竜おもちゃの博物館
恐竜倶楽部 No.431
 "恐竜おもちゃの博物館" は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。
 最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!


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恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)

Author:恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)
"恐竜おもちゃの博物館"は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!



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「恐竜おもちゃの博物館・本館」
中越地震がミョウシーの眠りを覚ます?! 250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子に会いに行きました!
■ 長岡市立科学博物館はどこに?

長岡に行く用事の帰りに長岡市立科学博物館に寄ろうとタクシーの運転手さんに「長岡市立科学博物館」と告げたら「? もとの市役所かなぁ?」という不安な反応。

最近はタクシーにもナビがついてるので住所を入れて走ってもらったら、市役所っぽい建物の「さいわいプラザ」に到着。「この建物の中にありますよ」ということでさいわいプラザに入ったら・・・

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
長岡市のさいわいプラザ

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
長岡市立科学博物館、ありました!

■ 頭の上で巨大カイギュウの親子が泳ぐ?!

建物のホールに巨大なカイギュウ(海牛)の親子が泳いでる! 天井からつり下げられたカイギュウはインパクトあり! 生きていた時の姿の復元は館長の大好物です。8mあるそうです!

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
巨大なカイギュウ親子
250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
ホールの上を飛んでます!
250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子

確かここには発掘されたカイギュウの骨格化石があると聞いていたのですが・・・

■ 長岡市立科学博物館で一番目立つ展示へ

さいわいプラザの1階に長岡市立科学博物館が入居していて、自然科学の展示と歴史や重要文化財、お殿様の暮しなどのコーナーがあります。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
この通路の先が科学博物館

長岡の自然史の部屋に実物大のカイギュウの全身骨格模型が登場!

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
カイギュウ登場!

大きいです。7mのカイギュウの全身骨格の復元模型が部屋のまん中に展示され、360度全方向から見ることができます。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
全長7m
250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
白岩層産
ヒドロダマリス属海牛化石
(妙見標本)
250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子

■ 中越地震がミョウシーの眠りを覚ます?!

・・・2006年12月、中越地震(2004年)で崩壊した長岡市妙見町の災害復旧工事現場で化石が発見され緊急発掘調査が行われた。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
緊急発掘調査の様子

・・・当初はクジラとみられたが、前腕骨や肋骨の特徴などからカイギュウと判断された。現場の山は250万~200万年前の地層で貝類の化石なども発見されているので、化石はこの時代に生きていたカイギュウと考えられるが、これまで国内では、500万~300万年前と、120万年前以降のカイギュウしか見つかっていないので、妙見町で発見されたカイギュウ化石は両年代間の空白を埋める新種の可能性が高いと内外で期待されている・・・

発見されたのは、左前腕骨、左肩甲骨、並んだ肋骨、椎骨3点。骨が大きいので絶滅したカイギュウの大型種で、体長約7メートルと推定されたそうです。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
発見された左肩甲骨

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
左前腕骨

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
左肋骨

カイギュウは海で暮らしていた哺乳類で現世のジュゴンやマナティーがその仲間(海牛目)。ジュゴンやマナティーは暖かい海で暮らしているイメージですが、日本で発見されるカイギュウ化石(ヤマガタダイカイギュウ、タキタワカイギュウ、サッポロカイギュウ、キタヒロシマカイギュウ・・・)は冷たい海に適応し絶滅した大型種が多いですね。

発見されてたカイギュウ化石に名前をつけて観光や震災復興にも役立てようと市の教育委員会が愛称を募集、全国から寄せられた1995件をもとに小学校長らが決めた愛称「ミョウシー」になりました!

ウィンドウの中には1/10のカイギュウ親子の模型もあり、これを10倍に拡大して作ったのホールの中を泳いでいた生体復元模型なんですね。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
生体復元模型
徳川広和さん作

1/10模型を作ったのは恐竜倶楽部のメンバーでもある古生物造形作家の徳川広和さんだったんですね。知らなかった!

■ 長岡で発見したこと

駅に向かう途中で見つけた長岡ならではの風景・・・ 消雪パイプ装置が長岡で生まれたこと、消雪パイプ装置から出てくる地下水に鉄分が含まれているので消雪パイプ装置の付近は舗装がサビサビの真っ茶色! 長岡の家々には雪かきをするために屋根に登るハシゴがついていること、お店の前や家の前に雪よけの屋根があること・・・。いろいろな土地には知らないことがいっぱいで、まだまだ勉強です。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
消雪パイプ装置から出る
水に含まれる鉄分で街が真っ茶色

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
雪下ろし用のはしご

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
新潟名物?
雪除けの長~いひさし
雁木造(がんぎづくり)

長岡市立科学博物館には恐竜に関する展示はなかったけれども、カイギュウ親子の模型でホッコリです。

250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子
次に会いにくるまで
ミョウシーお元気で!
館長
中越地震がミョウシーの眠りを覚ます?! 250万年前から長岡市立科学博物館にやって来たカイギュウ親子に会いに行きました!

■ 施設名:長岡市立科学博物館
■ 所在地:新潟県長岡市幸町2-1-1
■ 最寄駅:JR・長岡駅から2.1km

次はどの恐竜を偵察に行くのか?
皆さんのお近くにも恐竜公園や恐竜オブジェがあったら、
館長のメールまでデジカメ写真と情報をください!
皆さんからの恐竜公園情報も待ってます!
公園の場所や名前も教えてくださいね。
情報はこちらへ

■恐竜や古生物の展示会 恐竜イベント情報!
■館長が見学した恐竜展たち!
■恐竜に会える博物館・科学館など
■恐竜と遊ぶ恐竜公園・恐竜像

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テーマ:恐竜おもちゃの発掘記 - ジャンル:趣味・実用


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