山口県和木町の蜂ヶ峯総合公園には恐竜の森があり11体の古生物がいます。奥萩地域の地元のホテル萩本陣にあった恐竜の森の住人たちで、2000年（平成12年）に公園を整備する時に引っ越してきました。

恐竜の説明板に「奥萩」とかかれているのは、その時の名残です。

（山口県和木町）蜂ヶ峯総合公園・恐竜の森のテコドントサウルス

■　File No. 035_0131_003
■　施設名：蜂ヶ峯総合公園・恐竜の森
■　所在地：山口県玖珂郡和木町大字瀬田紺屋作260-1
■　交　通：JR山陽本線・和木駅から3.6km
■　恐竜名：テコドントサウルス
■　グループ：日東商事
■　誕　生：2000年（平成12年）に転入
■　絶　滅：
■　撮影日：2019/6/13
■　撮影者：恐竜おもちゃの博物館



蜂ヶ峯総合公園のテコドントサウルスはお腹にフタのようなものがあり、胸にはスピーカーなのかボツボツ穴が開いています。ウワサで蜂ヶ峯総合公園の恐竜たちは鳴いたり吠えたりすると聞いていたので、きっと装置が内臓されているんでしょう。私が行った日は、うんともすんとも言いませんでしたが・・・



実物サイズは３ｍ、奥萩サイズ（ここの古生物像のサイス）は４ｍ。実際よりも大き目なんですね。



着ぐるみ？と思いたくなるポーズ。ほぼ同じ像が長野県の茶臼山恐竜公園でも見ることができます。



胸の穴とおなかの四角い切れ目は音声装置でしょう。



斜面に立つテコドントサウルス。お客さんは坂の下から見上げるので、直立したトカゲのお腹側をみるような感じです。
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テコドンドサウルスは三畳紀後期に生息していた原竜脚類ということで、最近ではマイナーな古生物ですが、40年程前の日本で恐竜公園が作られ始めた頃は、三畳紀を代表する古生物として、図鑑などにもさかんに載っていた生き物です。

なので、昔にできた恐竜公園にはこのスタイルのテコドントサウルスがいるのですが、現在の知識による復元像とはかなり違い、むしろ当時流行っていた”怪獣”に近い直立着ぐるみスタイルですね。

これも今だから”変なスタイル”と気軽に言えますが、図鑑の２次元画像をどうやって３次元で再現するか、それを粘土彫刻のように造形しやすい素材でなく、造形強化ガラスを使って軽く空洞でありながら強度がある像に作り上げる・・・いろいろな課題をクリアしつつ、当時はこれが精一杯だったのでは、と考えちゃいます。

声が出るしかけはお休み中だったのか、全然鳴きませんでしたが、昔は人が近寄るとテレビに出てくる怪獣みたいに”ガオー”と吠えたんでしょうね。

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