fc2ブログ
[ トップページ | おもちゃの展示室 | 図書室 | お友達グッズ | スタッフ | 情報リンク | Q&A | ブログ | サイトマップ ]
 館長の恐竜おもちゃ発掘記(ブログ)
恐竜おもちゃの博物館
恐竜倶楽部 No.431
 "恐竜おもちゃの博物館" は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。
 最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!


最近の記事



カレンダー

08 | 2023/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30



プロフィール

恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)

Author:恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)
"恐竜おもちゃの博物館"は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!



月別アーカイブ



ブログ内検索



カテゴリ



リンク

このブログをリンクに追加する



最近のコメント



FC2カウンター



ユーザータグ



恐竜おもちゃの博物館トップページへ
「恐竜おもちゃの博物館・本館」
2004年にエラスモサウルス科の化石が発見され、それを記念したモニュメントが2008年に誕生! 獅子島(鹿児島県長島町)【こんなところで恐竜発見!】
■ 獅子島(鹿児島県長島町)【こんなところで恐竜発見!】 
 
「日本全国恐竜公園ガイド(鹿児島県)」で紹介していた「獅子島(鹿児島北限の島)」にいる首長竜とアンモナイトの写真を提供していただきました。

愛車で47都道府県制覇し全国の名所や撮影スポットと愛車のコラボ写真を撮影されているパトリックさん、ありがとうございます。

写真提供はパトリックさん、コメントは館長が勝手につけています。


■ 獅子島とは・・・・

獅子島は鹿児島県北限の島で、この島に行くにはフェリーに乗らないと行けません。

この島は白亜紀の頃の地層が隆起してできた島で山上からもアンモナイトや首長竜の化石が見つかっており、化石研究者・愛好家から注目されている島です。海の絶滅爬虫類・首長竜のあごの骨が2004年に見つかり話題に。それを記念して作られた首長竜とアンモナイトのモニュメントが獅子島片側港フェリー発着所にあります。


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

獅子島は鹿児島県の最北端に位置する島で、国内有数の化石の産地として知られています。長島の諸浦港から獅子島の片側(かたそば)港までフェリーで20分。


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

獅子島の片側(かたそば)港に着くと、立派な古生物の像が出迎えてくれます。


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

ひとつはアンモナイト。

獅子島はお隣の熊本県御所浦島とともに日本有数の化石産地。島の大部分は1億年前の白亜紀後期の地層とされる御所浦層群でおおわれています。そのため白亜紀の海にいた生き物の化石が多数見つかります。


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

2004(平成16)年に獅子島の幣串(へぐし)海岸でエラスモサウルスと呼ばれる海の爬虫類・首長竜の左下あごの化石が発見され、大きなニュースになりました。

化石を発見したのは本業は会社員のアマチュア化石ハンター宇都宮聡さんで、発見した化石には「サツマウツノミヤリュウ」という和名がつけられました。

国内最大級(推定全長6m)、かつ世界でも白亜紀後期の首長竜の化石は貴重で、宇都宮さんは化石を長島町に寄贈、その後町の天然記念物に指定されました(実物化石は現在、鹿児島県立博物館が保管)。

町は化石の発見を記念してモニュメント制作を計画、ブロンズ像の制作で定評がある富山県高岡市の(有)田畑功彫刻研究所に制作を依頼、2008(平成20)年にモニュメントが完成しました。


■ エラスモサウルス科首長竜 サツマウツノミヤリュウ

獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

(有)田畑功彫刻研究所 HPから
「首長竜(ブロンズ)は発掘された化石とほぼ同等の大きさで、漆で着色しています。」
長さ6.5m 幅2.95m 高さ3.35m


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん



■ 大きなアンモナイト!

獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

(有)田畑功彫刻研究所 HPから
「アンモナイト(ブロンズ)はかなり誇張した大きさですが、国内では1mを越える化石も見つかっています。」
幅1.65m 奥行0.5m 高さ1.2m

アンモナイトは獅子島で発見されるアンモナイトと比べると1.2mもある相当ビッグ。島ではこれからもいろいろな化石が発見されることを願って大きな像にしたそうです。


獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん



■ 幅10mもある壁面レリーフ!

獅子島にある首長竜とアンモナイトのモニュメント
写真提供:パトリック さん

首長竜とアンモナイトのバックの壁面にはレリーフが作られ、グラスファイバー入りコンクリート製、ブロンズ風仕上げだそうです。

またモニュメントの台座は長島町の道路で推奨している石積み仕上げと採用、化石入りの岩を使って作られたそうです。


■ Googleストリートビューどこでもドア 


Googleストリートビュー(2018年10月)

フェリー乗り場のロータリーにモニュメントがあるんですね。


■ このWebも参考にしました! 

参考リンク:(YouTube)鹿児島県立博物館:宇都宮聡氏によるサツマウツノミヤリュウ解説

参考リンク:(有)田畑功彫刻研究所:化石モニュメント

・ ・ ・ ・ ・

愛車で日本全国を巡り、全国の名所や撮影スポットと愛車のコラボ写真を撮影し、恐竜や古生物のスポットの写真をたくさん提供していただいているパトリックさん。今回は愛車ごとフェリーで獅子島に渡り、首長竜とアンモナイト像の写真を提供していただきました。いつもありがとうございます。鮮明な写真なので、サツマウツノミヤリュウやアンモナイト像の細かな部分も見ることができました。

また、写真をきっかけに像の作者を調べたら、銅像づくりに定評がある富山県高岡市の(有)田畑功彫刻研究所さんが作ったブロンズ像とわかました。

熊本県と鹿児島県の境に位置し、しかも船でなければ行けない島なので、なかなかチャンスが来なさそうな獅子島でしたが、写真をいただいて一足先に古生物モニュメントをじっくり拝見できました。ありがとうございました!


館長
獅子島(鹿児島北限の島)(鹿児島県長島町)【こんなところで恐竜発見!】 2004年にエラスモサウルス科の化石が発見され、それを記念したモニュメントが2008年に誕生!

■ HP等:獅子島(鹿児島北限の島)
■ 所在地:鹿児島県出水郡長島町獅子島片側
■ 緯度経度:32.278781009128565, 130.2164601442016
■ 交通:鹿児島県の長島・諸浦港から船で20分
■ 恐竜像:首長竜とアンモナイトのモニュメント
■ Googleマップ:開く
■ ストリートビュー:開く


■恐竜おもちゃの博物館 TOP
■日本全国恐竜公園ガイド(全国版)
■日本全国恐竜公園ガイド(鹿児島)獅子島(鹿児島北限の島)


次はどの恐竜公園を偵察に行くのか? 皆さんのお近くにも恐竜公園や恐竜オブジェがあったら、館長のメールまでデジカメ写真と情報をください! 皆さんからの恐竜公園情報も待ってます! 公園の場所や名前も教えてくださいね。情報はこちらへ



関連記事


コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する