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 館長の恐竜おもちゃ発掘記(ブログ)
恐竜おもちゃの博物館
恐竜倶楽部 No.431
 "恐竜おもちゃの博物館" は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。
 最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!


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恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)

Author:恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)
"恐竜おもちゃの博物館"は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!



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「恐竜おもちゃの博物館・本館」
印旛沼をつなぐ印旛水路で発見されたナウマンゾウの親子復元像に会いに行きました! 双子公園(千葉県印西市) 
■ 双子公園にいるナウマンゾウの親子

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園は県道佐倉印西線に面した場所にある公園で「双子公園」またの名を「印旛沼自転車道山田休憩所)」です。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

公園と言ってもこども向けの遊具は見当たらず、印旛沼のほとりの広場に高台とトイレがあるくらい・・・。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

トイレです。この建物の裏側の壁の落書きがバンクシー作では?と話題になったこともありました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

高台の頂上に"あずまや"があり・・・・


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

頂上まで上ると印旛沼を望める展望台になっています。

大昔の関東平野は海水が入り込んだ内海になっていて、その後海面が下がったり、大きな川から流れ込んだ土砂で徐々に埋まり、だんだん陸地になり、霞ケ浦や印旛沼、手賀沼などが現在よりもずっと大きな湖や沼地として残ったようです。江戸時代の初めの印旛沼は現在の倍、面積が20平方キロメートルもあった閉じられた沼だったそうです。

その後の印旛沼は、水を東京湾に流す水路が作られたりして水が減り徐々に小さくなり、さらに戦後に農地を増やすために行われた印旛沼干拓工事で印旛沼は北印旛沼(5.1平方キロメートル)と西印旛沼(5.6平方キロメートル)の2つに分かれ、水を行き来させる人口の印旛水路(印旛捷水路)が作られたんです。

この印旛水路の工事現場からナウマンゾウの化石が発見されたんです。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

展望台から右手の眼下、青いフェンスの先に印旛水路、ピンク色の双子橋が見え、その手前に親子のナウマンゾウが見えます。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

「双子公園のナウマンゾウ像が傷んでいる」という記事を見て、早めに会いにきました。

確かに何かが壊れているようで、安全柵とロープで立ち入り禁止になってました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ナウマンゾウの親は長さ3m 高さ2.5m、子ゾウは長さ 2m 高さ2m。おそらく生きていた時と同じくらいの大きさですね。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

親の左の牙が途中でねじられたのか、正面よりもずっと左側に向いていて、牙の内部構造が見えてしまっています。

像の周囲は柵とロープで立ち入り禁止になっていますが、牙以外はそんなに傷んではいないようなので、少し安心しました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

現代のゾウよりも小さめのナウマンゾウですが、牙は長く、雄は2.4mにもなったとのこと。

その自慢の牙がグリンと曲がってしまっていました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ほかに傷んでいるところがないか、ぐるっと一周みてみましょう。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

しっぽがかわいい!


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

像の足元に円柱型の説明版がありました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】


ナウマン像について
一、今から約一万年前まではアジア大陸に生息していた。
一、最近では野尻湖(長野県)、北海道でも発掘されている。
一、印旛村で発掘された事から考えられることは、
イ.アジア大陸と陸続きであった。
ロ.発見された地層から沼地は当時からあった。
ハ.ナウマン像は水のみに沼に近寄り泥土にはまった。
以上のような事が考えられる。

と書かれています。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

壊れた牙のところから内部構造が見えます。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

牙の内部は鉄筋とグラスファイバー、外側は樹脂のFRP製法。一方、ボディーの外側はコンクリートのようなので、全体は鉄筋コンクリート・モルタル仕上げにFRP製の牙が組み合わさって作られています。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

コンクリート・モルタル仕上げのボディー


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ナウマンゾウの足元には指圧マットのように丸い石が埋められていました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ナウマンゾウ親子像がいる双子公園は「現在位置」のところで、ナウマンゾウ親子像のバックに見えていたピンク色の橋が双子橋。印旛水路のさらに右側に山田橋があり、山田橋のたもとにナウマンゾウの説明パネルがあるというので、見に行ってみました。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

山田橋のたもとにあるナウマンゾウの説明パネル


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

昭和41(1966)年6月にナウマンゾウ化石が見つかったんですね!

この説明パネルには、ナウマンゾウ化石が見つかったのは印旛水路のさら右側にある市井橋付近と書かれています。

サイクリングロード上にナウマンゾウ化石発見地の記念碑があるのですが、印旛水路の岸が大規模に崩れてしまい、補修工事がまだ続いていてサイクリングロードが立ち入り禁止。化石発見地の記念碑は見ることができませんでした。残念!

・ ・ ・ ・ ・

双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

壊れているかもしれない・・・という噂があったので、早めに会いに行ったナウマンゾウ親子像でしたが、ねじ切れた牙以外はほぼ健康だったので、ちょっと安心しました。印旛水路で見つかったナウマンゾウ化石は当時の日本初のほぼ全身骨格で貴重なものだったので、ナウマンゾウ親子像も大事にされているようです。


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ナウマンゾウが暮らしていた当時も水辺だったらしい・・・

ナウマンゾウ親子はその頃からこんなふうにノンビリ過ごしていたのかも知れませんね!


双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】

ナウマンゾウ親子、これからもお元気で!


館長
双子公園(千葉県印西市)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】 印旛沼をつなぐ印旛水路で発見されたナウマンゾウの親子復元像に会いに行きました!

■ HP等:双子公園
■ 所在地:千葉県印西市山田干拓一区
■ 緯度経度:35.7601175430795, 140.22543905982076
■ 交通:北総鉄道・京成電鉄・印旛日本医大駅から4.5km
■ 恐竜像:ナウマンゾウ親子
■ Googleマップ:開く
■ ストリートビュー:開く


■恐竜おもちゃの博物館 TOP
■日本全国恐竜公園ガイド(全国版)
■日本全国恐竜公園ガイド(千葉県)双子公園


次はどの恐竜公園を偵察に行くのか? 皆さんのお近くにも恐竜公園や恐竜オブジェがあったら、館長のメールまでデジカメ写真と情報をください! 皆さんからの恐竜公園情報も待ってます! 公園の場所や名前も教えてくださいね。情報はこちらへ



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テーマ:恐竜おもちゃの発掘記 - ジャンル:趣味・実用


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