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 館長の恐竜おもちゃ発掘記(ブログ)
恐竜おもちゃの博物館
恐竜倶楽部 No.431
 "恐竜おもちゃの博物館" は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。
 最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!


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恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)

Author:恐竜おもちゃの博物館の館長です(恐竜倶楽部 No.431)
"恐竜おもちゃの博物館"は館長が趣味で集めた恐竜や古生物のおもちゃを公開するバーチャル博物館として1998年に始まりました。最近は恐竜おもちゃよりも、恐竜文化の周辺情報に興味の中心が変わりつつありますが、恐竜が好きな皆さんと一緒にこれからも恐竜文化を楽しもうと思います!



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「恐竜おもちゃの博物館・本館」
大きなティラノと巨大竜脚類モモちゃんがとちぎわんぱく公園に登場した日を調査せよ!
■ 大きなティラノと巨大竜脚類モモちゃんの登場日を調査せよ!

大きなティラノサウルスと巨大な竜脚類モモちゃんがいる”とちぎわんぱく公園”。

大きなティラノサウルスは1990年に開催された大恐竜博のために来日した巨大なフィギュアで造形作家:ブライアン・クーリーさんの作品で、ティレル古生物学博物館にあったもの(または、その複製?)。大恐竜博終了後、スポンサー企業の1社の学研さんから寄贈されたもの(寄贈時期?)。(館長のレポート:とちぎわんぱく公園 学研寄贈のティラノサウルスの正体???

でもティラノサウルスも巨大な竜脚類モモちゃんも、いつの時点でとちぎわんぱく公園にやってきたのかが不明でした。


■ とちぎわんぱく公園の歴史

とちぎわんぱく公園は栃木県ホームページによると・・・
「特色ある公園づくり計画」第1号として「21世紀を担う健やかな子どもたちの育成」を基本理念に1995年(平成7年)から整備されました。完成した2000年(平成12年)9月からは約2ヶ月間「第17回全国都市緑化とちぎフェア」の県会場として使用されました。 緑化フェア閉幕後には部分的な整備を行い、2001年(平成13年)から都市公園として開園しています。」 とあります。

ならば「第17回全国都市緑化フェア」について調べたら何かわかるかも知れない!

調べてみたら栃木県立図書館に「第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000 公式記録」という図書があることがわかり、地元の図書館経由で3か月かけて相互貸し出しで取り寄せました!

第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000 公式記録


ちなみに、このイベントの関連資料には「都市緑化フェア」「緑花祭」「緑化祭」など表記に相当バラツキがあるので、このレポートで引用の際は出典の団体・印刷物の表記を使っています。


■ こどもの城 緑の惑星ふしぎ探検

「第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000」は壬生(みぶ)会場(その後のとちぎわんぱく公園)と宇都宮会場の2か所に分かれていて、各会場には花壇や庭造りの展示、イベントのための建物などが並び、地元の団体やTVタレントが出演するショーやコンサートも連日開催され、子どもからお年寄りまで大勢の人たちが押し寄せる県を挙げてのビッグイベントだったようです。

「マロニエとちぎ緑花祭2000」の会期中、壬生(みぶ)会場・花のまちエリアに属するこどもの城は「緑の惑星ふしぎ探検」という特設イベントの会場でした。

こどもの城 緑の惑星ふしぎ探検 「巨大なアトリウム空間において、生命の進化の過程を恐竜の時代を中心に映像や特殊効果を駆使して展示します。」(とちぎ県民だより 緑化祭特別号 平成12年9月9日)


「第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000 公式記録」より
「こどもの城 緑の惑星ふしぎ探検」の様子

右下の写真を拡大してみると・・・・

「第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000 公式記録」より

ガラス張りの建物が、イベント会場となったこどもの城。

大きなティラノサウルスが、よ~く見ると中にピンク色のモモちゃんがいることがわかります! 



「第17回全国都市緑化とちぎフェア マロニエとちぎ緑花祭2000 公式記録」より

「 こどもの城 緑の惑星ふしぎ探検
 地球が緑と生き物たちの共生の大切さを来場者がツアーをしながら学び体験することができるよう展示した。
 巨大なアトリウム空間に奇妙な「緑の惑星」が出現。原始の海やはじめて酸素をつくりだした植物「ストロマトライト」、巨大なバッタと食虫植物、恐竜の卵などがツーリストを待ちかまえる。創世記の地球から、生命の誕生、植物の進化、植物と昆虫たちの不思議な共生をワクワクドキドキしながら探検する構成とした。
 また、すべり台やボールの沼、シャボン玉が出る「からくり時計」も子どもたちに人気だった。」(公式記録)

現在はこどもの城の建物から出たところ、大きなティラノサウルスの前に置かれている恐竜の卵は最初はモモちゃんの足元に置かれていたんですね!

2000年(平成12年)11月5日にマロニエとちぎ緑花祭が終わり、会場全体が再整備され、2001年(平成13年)からとちぎわんぱく公園として再スタート。

ティラノサウルスもピンク色のモモちゃんも恐竜の卵もこの地に登場したのはとちぎわんぱく公園のオープン日でなく、「マロニエとちぎ緑花祭2000」の始まりの日:2000(平成12)年9月9日でまちがいないようです。


■ ティラノサウルスは飛び入り参加???

公式記録に載っていた上のイラストを見てちょっと不思議なことが・・・・。そう、ティラノサウルスが描かれていないんです!

多分このイラストは準備用に作られた「こどもの城 緑の惑星ふしぎ探検」の完成予想パース。あれだけ大きなティラノサウルスなのですから、最初から計画に入っていればパースに描くはず!

描かれていないということは、当初の計画では竜脚類のモモちゃんと恐竜の卵だけだったのが、計画が進む途中で「でっかいティラノサウルスもあるけど、いる?」みたいな話になって、学研から譲ってもらい現在の場所に設置されたのでは?

ここに限ったことでなく、大きな恐竜展の展示物で、博物館や研究機関が所蔵していた化石標本などは展示終了後に元の居場所に帰っていくんですが、恐竜展用に作った復元模型などは行き場や保管場所に困るのか、表舞台からそっと姿を消し、数年後にアミューズメント施設などに出現することが多いような・・・・。

この間の売買も「出所は口外禁止」的な取引なのか、現在の所有者に聞いても「忘れた」とか「ノーコメント」との回答が多いので、もしかしたら”とちぎわんぱく公園”のティラノサウルスもそんな事情で1990年の恐竜展から2000年のマロニエとちぎ緑花祭にワープしてきた仲間なのかも・・・・・。


館長
とちぎわんぱく公園(栃木県 壬生町)【恐竜公園・博物館・恐竜展の訪問記】 大きなティラノと巨大竜脚類モモちゃんがとちぎわんぱく公園に登場した日を調査せよ!

■ HP等:とちぎわんぱく公園
■ 所在地:栃木県下都賀郡壬生町大字国谷2273
■ 緯度経度:36.461459590721006, 139.80667624520765
■ 交通:東武宇都宮線・おもちゃのまち駅から約3km、または道の駅みぶ
■ 電話:0282-86-5855
■ 恐竜像:ティラノサウルス、恐竜の卵、ブラキオサウルスのモモちゃん(室内)
■ Googleマップ:開く
■ ストリートビュー:開く
■ とちぎわんぱく公園まとめ:開く


■恐竜おもちゃの博物館 TOP
■日本全国恐竜公園ガイド(全国版)
■日本全国恐竜公園ガイド(栃木県)とちぎわんぱく公園


次はどの恐竜公園を偵察に行くのか? 皆さんのお近くにも恐竜公園や恐竜オブジェがあったら、館長のメールまでデジカメ写真と情報をください! 皆さんからの恐竜公園情報も待ってます! 公園の場所や名前も教えてくださいね。情報はこちらへ



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テーマ:恐竜おもちゃの発掘記 - ジャンル:趣味・実用


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